ケノヒについて

ケノヒについて

有限会社ケノヒは、柳田國男によって見出された日本人の伝統的な世界観のひとつハレの日ケの日から、名前をつけました。
ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表しています。「ケノヒ」には日々のことに寄り添った地域に根ざした事業をおこなっていく気持ちを込めています。

ケノヒに関わる人たち

福井大和

有限会社ケノヒ代表

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橋本美紀

ライター

額賀順子

ディレクター / デザイナー

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橋本一将

イラストレーター

学校の再開から始まったケノヒ

大阪でデザイン事務所を経営していた福井大和に地元からコミュニティ協議会のWebサイト制作の依頼が来たことがきっかけだった。

打ち合わせのため男木島に戻ると衰退していく男木島の現状を知った。
当時、自身の子と同世代の子供を持つ地元住民たちと協力し男木島の現状を変える第一歩として2010年に休校した男木島小学校の再開を胸に奔走した。
度重なる高松市との協議の末、小学校再開が決定した。

2014年、男木小中学校が再開するのに合わせ福井家がふるさと男木島へ帰って来た。

Uターン後、地域活性化事業に関わり始める。
2016年にNPO法人男木島生活研究所を立ち上げ、移住希望者の相談窓口や、古民家をリノベーションした男木島図書館の建設、男木島の特産物を使った商品開発など男木島からの発信を続けた。
徐々に若者が増え活性化の兆しが見え始めた反面、島内人口の高齢化が進んでいた。
その問題に目を向け地元の社協と連携し、男木島こうりょく隊を立ち上げ高齢者の生活サポートを行っている。

そうした活動が実を結び、2018年には14年ぶりに新生児が誕生し、同年10月に島内では40年ぶりとなる島民どうしの結婚式がおこなわれるなど今も着実に島に活気が戻って来ている。

男木島で地域活性化事業をする中で自身の会社として関われないか?と言う思いからデザイン事務所、有限会社メガネイドを地域づくりに関わる会社へと方針転換し、有限会社ケノヒが誕生した。

ケノヒの第一歩として2022年に開通予定のインターネット光回線に合わせ古民家を改築しコワーキングスペース鍬と本を建設した。働きながら男木島生活が体験できるワーケーション事業を行う予定だ。