このたび、有限会社ケノヒを代表団体として、スマートたかまつ推進協議会は国土交通省「令和5年度 スマートアイランド推進実証調査業務」の採択を受けました。
私たちは「インフラ補修・点検や定住・関係人口創出等の島の課題解決に向けたメタバース・デジタルマップの効果的な活用方法の検証」をテーマに、高松市、株式会社Geolonia、西日本電信電話株式会社と連携し、実証調査を実施します。
実証内容
1. メタバースの活用と地域活性化
- 目的: 男木島の認知度向上や交流促進、定住・関係人口の創出。
- 取り組み内容:
- メタバース空間を利用して、島の魅力をオンライン上で発信。
- 男木島の住民や観光客、潜在的な移住希望者が気軽に交流できる場を構築。
- オンラインイベントや仮想観光体験を実施し、時間や移動コストを削減しながら、地域外の人々とのつながりを深める仕組みを検証。
2. インフラ補修・点検の効率化
- 目的: 離島のインフラ維持管理における課題を解決し、持続可能性を向上。
- 取り組み内容:
- メタバース技術を活用し、仮想空間上でインフラ施設の補修や点検作業を模擬的に実施。
- 効果的な点検方法や、島外から専門家を呼ばずに実施できる補修の仕組みを検証。
- ドローンやリモート操作技術と連携し、効率的な運用体制を構築。
3. デジタルローカルハザードマップの作成
- 目的: 住民の防災リテラシー向上と災害への備えを強化。
- 取り組み内容:
- 男木島の住民が主体となり、デジタル技術を活用してローカルハザードマップを作成・更新。
- 島の地形や気候特性を反映した具体的な避難経路や危険箇所を表示。
- 住民自らが作業することで、防災に対する意識を高めると同時に、デジタルマップの有効性を検証。
期待される成果
- 男木島の魅力発信や交流の活性化による関係人口の増加。
- インフラ管理の効率化により、コスト削減と安全性向上を実現。
- 住民の防災リテラシー向上により、災害時の迅速な対応が可能となる。
目指す姿
これらの実証調査で得られた結果を基に、男木島での取り組みをさらに発展させるとともに、他の離島地域でも応用可能なモデルケースとして全国に広げていくことを目指しています。
■スマートアイランドに関する情報については、以下の国土交通省ホームページをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/smartisland/index.html (スマートアイランド特設HP)